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自ら髪の毛を抜く「抜毛症」になる原因と治し方

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自ら髪の毛を抜く「抜毛症」になる原因と治し方

自らの体毛を抜いてしまい、髪が薄毛になることを抜毛症と言います。抜毛症になると、毛を抜いてしまうことは、いけないことだと理解していても、やめられず続けてしまう特徴があります。

ここでは、抜毛症の原因と治し方について、まとめてみました。抜毛症は、適切な治療が必要な病気です。正しい知識で対応をしていきましょう。

抜毛症(ばつもうしょう)についてまずは理解

抜毛症(ばつもうしょう)とは、自分で健康な毛を抜いてしまう行為のことです。頭に生えてきた、白髪や枝毛などを数本抜く程度は、抜毛症にはあてはまりません。抜毛症の特徴は、自分で自分の体毛を無理に抜き、毛が薄くなったことが目立つまで続けてしまいます。

また、抜毛症は髪の毛を抜くだけでなく、まゆ毛、まつ毛、ヒゲ、陰毛など全身の体毛が対象となり、どこの部分の毛を抜いてしまうのかは個人差があります。

成人男性の抜毛症が増えている

抜毛症になりやすい年齢の平均は、11歳といわれており、子供や思春期以降の女性に多いことが特徴です。しかし、近年では成人男性での発症が増加傾向にあります。

日頃から髪をさわるクセがある人は、エスカレートして抜毛症を発症する可能性がありますので、注意が必要です。

円形脱毛症と抜毛症の見分け方

抜毛症は同じ部分の毛を抜き続けるため、毛が生えている部分と抜けた部分の境目ができ、一見すると円形脱毛症に間違いやすくなります。ただし、抜毛症は無造作に毛を抜いてしまうため、円形ではなく不規則な形になったり、切れ毛が多数できてしまったりするなど、円形脱毛症とは違った特徴から見分けることができます。

さらに、抜毛症は利き手が届きやすい範囲の毛を抜いてしまうことから、頭の両側ではなく決まった側の側頭部や前頭部の毛が薄くなることも特徴の一つです。

抜毛症を引き起こす原因とは?

抜毛症の原因を説明する医師

抜毛症のきっかけは、不安や退屈なときのクセのようなものが、毛を抜く行為を繰り返しているうちに、やめられなくなるケースが多いといわれます。なぜ、このような抜毛症に発展してしまうのか、具体的な原因を見てみましょう。

精神的ストレス

抜毛症は、主に不安や緊張などの精神的ストレスが、関係していると考えられていますが、詳しい原因は明らかになっていない部分もあります。抜毛症のきっかけは、本人が気づいているケースもありますが、まったく思い当たることがないという場合もあり、さまざまです。

しかし、なんらかの不安を強く感じたとき、毛を抜くことで一時的に気分が落ち着いた経験から、不安を感じるたびに毛を抜く行為がエスカレートするのではないかと考えられます。

強迫性障害との関連

抜毛症は、強迫性障害が原因で発症するとも考えられています。強迫性障害とは、自分の意志とは違う不安や不合理なイメージが頭から離れなくなり、それを解消するために同じ行動を繰り返してしまう病気です。

以前は、強迫性障害の一つに抜毛癖が位置づけられていましたが、現在は精神疾患の国際的な診断基準のマニュアルである改訂版DSM-5では、抜毛症は強迫性障害と関連する病気と示されています。

抜毛症の方が抱える苦しみ

抜毛症とは何か、そして抜毛症となる原因について見てきました。前述にもありましたが、精神的ストレスを抱えているため、抜毛症の方は自ら髪の毛を抜き薄くなる他に、多くの苦しみを抱えています。

どのような苦しみを抱えているのか、下記で触れていきます。

誰にも知られたくない(隠したい)

抜毛症の方は、抜毛行為を誰にも知られたくないと思い、誰にも見られない所で自ら毛を抜く傾向にあるようです。本当は誰かに、精神的に抱えているストレスを誰かに知ってほしいと思っていても、なかなか打ち明けることができないといった苦しみがあると言えます。

クセになってやめられない

抜毛行為は良くないと理解をしていても、自ら毛を抜くことがクセとなり、いつまでも辞めることができないという傾向があります。

髪の毛を抜くと気が紛れる、落ち着けるといった理由で、自分を落ち着かせるために抜毛行為を繰り返すのが抜毛症を抱える方の特徴と苦しみと言えます。

抜毛症を治す主な治療法

抜毛症の治療法を説明する医師

抜毛症は自分ではやめようと思っても、無意識に繰り返す傾向があり、ほとんどが自然に治ることが難しいです。そのため、精神科などを受診して適切な治療が必要になってきます。

抜毛症の治療が必要になる目安は、本人が治したいと苦しんでいたり、数十分にわたり毛を抜いたりする行為が続くようであるならば、単なるクセではなく、抜毛症の可能性が高いため、専門家に相談をするようにしましょう。病院では、主に薬物療法と認知行動療法が行われます。

薬物療法

抜毛症は、原因が明らかになっていない部分があるため、全ての人に効果がある特効薬は存在しません。抜毛症の一般的な治療薬には、抗うつ薬、抗不安薬、抗てんかん薬などが症状に合わせて処方されます。
また、心の病以外の病気が併発している場合は、組み合わせて治療を進めることになります。

認知行動療法

抜毛症の治療では、認知行動療法が行われます。認知行動療法とは、考え方や行動を自らがコントロールできるようにトレーニングする治療法です。

自分の行動や活動をセルフモニタリングすることで、毛を抜きはじめたきっかけに気づき、毛を抜きたい衝動が起きたときにどのように行動をとるべきなのか、内面に働かけて本人では気づきにくい考え方のくせから、行動の修正を行っていきます。

抜毛症の治療には周囲の協力も重要

抜毛症はここまでで説明をしてきたように心の病であるため、抜毛症を治すためには周囲の理解と協力が重要です。抜毛症の治療には病院へ通うことの他に、家族や周囲の方たちとともに、原因となる精神的ストレスの解決をする必要があります。

できる範囲から、信頼できる人に現在心に抱えている悩みや苦しみを共有してみるといったことから始めてみるのが、抜毛症改善の第一歩になると言えます。

おわりに

今回は、自分で髪の毛を抜いてしまう、抜毛症の原因と治し方についてご紹介してきました。抜毛症は、主に子供や思春期以降の女性に多い心の病といわれていますが、近年は成人男性での発症も増加傾向にあります。

抜毛症は精神的ストレスなどが原因で発症すると考えられますが、そのメカニズムは明確になっていない部分もあります。抜毛症になった場合、自然に治ることは難しく、精神科などを受診して治療を行う必要があります。繰り返してしまう抜毛癖は、専門家に相談することをおすすめします。

ハゲ薄毛研究所編集部

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